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歯科コラム:音波歯ブラシ

こんにちは!衛生士の榊原です。
今回は音波歯ブラシ、プリニアスマイルについてお話します!
みなさんは音波ブラシといっても三種類あるのはご存じですか?

・電動歯ブラシ
・音波歯ブラシ
・超音波歯ブラシ の3つに分けられます。

①電動歯ブラシ
一分間に約3000~7000回程度振動もしくは反転運動することによってプラークを除去します。毛先がうまく磨く部位にあたるとプラーク除去効率が高いので、磨く時間の短縮が可能です。

②音波歯ブラシ
一分間に約30000回振動することによって音波エネルギーでプラークを破壊する音波方式、微振動タイプの電動歯ブラシです。
今回ご紹介するプリニアスマイルはこちらの音波ブラシになります。
激しい唾液などの水分の振動は歯周病原細菌の線毛を破壊し、細菌の構造にダメージを与えます。

③超音波歯ブラシ
一分間に柄の部分に内蔵された超音波発振子が約120万~160万Hz程度振動し歯周病原細菌の線毛を破壊し、細菌の構造にダメージを与えます。
また、虫歯菌の作り出す不溶性グルカンの破壊ができる電動歯ブラシです。
他の電動歯ブラシよりも振動が細かいため振動と併せ手の動きによってプラークを除去します。
そのため手磨きと同じく小刻みに動かす必要があります。

今回ご紹介する音波歯ブラシは、歯ブラシよりも効率よく簡単にプラークを落としたい方にオススメです!

●プリニアスマイル

一分間に31000回音波振動を発生させて歯についたプラークを破壊します。
この音波の微振動で磨くので歯や歯ぐき、かぶせてある補綴物やインプラントを傷つけることなく約5分で歯磨きが終わります!
また、ただ汚れを落とすだけでなく水分の振動によって歯ぐきへのマッサージ効果も高く血流促進、唾液促進、細胞活性化の効果も期待できます。

ブラシは手磨きの横磨きをそのまま振動で再現しているのでゴシゴシ動かす必要がなく歯に沿うよう、なぞるように当てるだけで簡単に磨けます。
重さも90gと軽量なため、手が疲れることなくあてる場所や角度に集中して磨けます。

お子さんの仕上げ磨きから、矯正装置が入っている方、虫歯や歯周病が気になる方にオススメです。

●歯磨き粉の正しい選び方
音波ブラシは手磨きよりもはるかに強い音波振動のパワーで磨きます。
そのため研磨剤や発泡剤の含まれた歯磨き粉で磨くと歯の表面が傷つく恐れがあったり、発泡作用によって歯磨きしづらくなってしまいます。
オススメは研磨剤・発泡剤の含まれていない「ジェルタイプ」がおススメです。
使用する際は米粒大~小指の爪程度出して歯磨きしましょう。

●使用方法
まずお口の中に歯磨きペーストを広げます。
次に電源ボタンを押して
①clean②normal③s‐softの三種類パワーのモードを選択します。
初めは音波特有の微振動がくすぐったく感じる方もいるのでs‐softから始めて慣れてきたらお好きなモードを選択して磨いてください。
ブラシの持ち方は手のひら全体でブラシの柄の部分を握るパームグリップが基本になります。
磨く際は、ゴシゴシ動かす必要はありません。磨きたい部位に毛先を当て、歯に沿わせてスライドさせていくようなイメージで磨きましょう。このとき歯面にブラシを押し付けすぎずに毛先の振動が伝わるよう軽く当てて磨きましょう。

・歯と歯茎の境目(表側・裏側)
境目に当たるよう垂直に歯ブラシをあてて磨きましょう
下の奥歯の内側は45°下向きにして歯と歯茎の境目にブラシが当たるよう舌をどけて当てましょう。
・前歯の裏側
ブラシを縦にして一本ずつ角度を歯に沿わせながら磨きましょう
下の前歯は歯が小さいので替えブラシのタフトブラシを活用するとより細かいところまでブラシを届かせやすいです。
・奥歯の後ろ側
横に当てるだけではなかなかブラシが届きづらいところになります。
上からやお口を閉じ気味にして表・裏ブラシを届かせましょう。
こちらも替えのタフトブラシを活用すると届かせやすい場所になります。
・かみ合わせの面
毛先を溝に垂直に当てて動かしましょう。

奥歯から前歯に向かって表側、裏側、かみ合わせの3つ面を磨きましょう。
磨く順番を決めることで磨き残しを減らせます。

替えブラシはタフトのほかにも種類があるのでお口の中に合わせて使って頂けます。

衛生士から詳しい使い方や特徴、お口にあった替えブラシのご提案をさせていただきますのでお気軽にご相談くださいね!