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歯科コラム:入れ歯のお手入れ1

こんにちは。助手の中村です。

入れ歯をお使いの方、入れ歯のお手入れはどのように行っていますか?

入れ歯が汚れている状態で使用していると、口臭の原因になったり、残っている歯に悪影響を及ぼす事になります。

今回は、入れ歯のお手入れ方法と入れ歯の安定剤についてお話します。

(たくさんお伝えしたいことがあり、少し長くなってしまいそうなので今回は2回に分けようと思います。)

 

まず入れ歯のお手入れについてです。

入れ歯を清潔に使っていただく為に必要な事は、大きく分けて2つです。

磨く事と洗浄剤を使用する事です。

①磨く・・・お風呂のバスタブなど、何でもそうですが、磨かないと綺麗にはなりません。
たまに「入れ歯の洗浄剤を使っているから大丈夫」と言われる方もいますが、洗浄剤だけでは綺麗にはなりません。
必ず擦って磨く事をオススメします。

毎食後に入れ歯をはずして、デンチャーブラシで入れ歯を磨き、自分の歯は歯ブラシで磨き、歯も入れ歯も綺麗にした状態で入れ歯をはめて下さい。
※ 残っている自分の歯が、虫歯や歯周病になってしまうのを防ぎます。
特に、入れ歯の金具をかけている歯には汚れが残りやすく、虫歯や歯周病が進行しやすいです。
磨く事が出来ない時は、入れ歯をはずして水洗いし、ブクブクうがいをしてから、入れ歯をはめていただいても効果はあります。

磨く時にはデンチャーブラシ(入れ歯専用のブラシ)を使用しましょう。


歯ブラシですと、すぐにブラシの毛が開いてしまい、コシもなくなります。
そうなると、磨いても綺麗にはなりません。
デンチャーブラシは、毛が硬めで、コシがある為、汚れがしっかり落ち、丈夫なので長く使用していただけます。
また、握りやすく、磨きやすいです。
(3〜6か月くらい経つと、ブラシのコシがなくなり、磨いても汚れが落ちにくくなる為、定期的に新しいブラシに交換して下さい。)
「ブラシで磨くと傷がついてしまうのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、ブラシで傷ががつく程入れ歯は弱くないので、ほとんど傷がつく事はありません。
ただ、研磨材の入った歯磨き粉をつけて磨いてしまうと、傷がついて細菌がつきやすくなる為、その場合は水洗いで大丈夫です。
手で触ってヌルヌルしているところは特にしっかり磨きましょう。(汚れをそのままにしておくと、歯石になってしまいます。歯石になると、どれだけ磨いても、取ることが出来ません。)

 

次回は入れ歯のお手入れに必要な洗浄剤、と安定剤のお話をしようと思います。

「歯科コラム:入れ歯のお手入れ2」へ続く…